ただいま留守にしております。

おもに旅のことなど

チュニジア TGM

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その郊外列車は、あまり治安が良くない
という評判は、耳にしていた。
でも、市井の生活が垣間見える
地元の人が乗る電車やバスが好き。

 

 

今日は荷物もないし、とりあえず行ってみよう、と向かった駅では、切符を売っているおばさんは優しく、ホームで待っているのは若い女の子や親子連れ。少なくとも昼間は大丈夫そう…と思っていると、四角い、青緑色と白のツートンカラーの電車がホームに滑り込んできた。

 

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あまり見かけない配色で、かわいいな…と思いながら乗り込むと、なるほど中はボロボロで薄暗い。向かい合わせに配置された木の椅子はガタガタ、床が抜けても驚かないな、というべこべこの床。乗降も結構多い。

 

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終点で地下鉄という名の、地上を走るきれいな電車に乗り換え、郊外のバス停まで。乗り換え方法や乗る電車がわからず、いちいち人に聞きながら辿り着く。シディブサイドと比べるとチュニス中心地は、ごみごみしたアジアを思わせる都会だった。それでも人は優しく、ホームを聞くと、わざわざ持ち場から離れて案内してくれたり、とても親切。

 

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帰り、再び郊外列車に乗ってみると、日が暮れて外は真っ暗な中、駅のホームに明かりはなく、駅名は全く見えない。見えても読めないのだけれど。車内は相変わらず薄暗い蛍光灯がちかちかしている程度で、暗い。停車駅のアナウンスもないため、どこが自分の降りる駅なのか、わからない。ときおり携帯のマップで地図をチェックしながら列車を降りた。これは、スーツケースなど持っていたら、ちょっと乗りたくないなあ。

 

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